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【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症の原因と対処法
【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症の原因と対処法
みなさん こんにちは。
大阪府豊中市蛍池(蛍池駅)の骨格矯正サロンいっしん(整骨院いっしん併設)院長の宮島です。
本日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。
今回は
「【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症」
について書いていこうと思います
これを読んで頂けると梅雨の体調不良について分かると思いますので、お悩みの方は是非最後までお読みください。
ブログの流れとしましては
- 【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症とは
- 【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症の症状
- 【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症の原因
- 【顎の痛み・顎がカックンと鳴る】顎関節症の対処法
- まとめ
となっております。
さらっと知りたい方は最後のまとめだけ読んでいただければ大丈夫です。
それでは、宜しくお願いします。
【顎の痛み】顎関節症とは
顎関節は、下顎骨 (下顎頭) と側頭骨(下顎窩と関節結節)で構成されています。
下顎骨と側頭骨の間には、関節炎版が滑液とともにクッションの役割をする為に存在しています。
この関節を咬筋や翼突筋・舌骨筋群が伸縮することで咀嚼などを行います。
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎関節が正常に動かなくなり痛みや可動域制限が起こる状態をいいます。
【顎の痛み】顎関節症の症状
顎関節症の症状は以下のようなものがあります。
・口を開いたり閉じたりするときにカクンッやコキッと音が鳴る
・食べ物を食べる時に顎が痛む
・口を大きく開きにくくなる
・口を上下左右に動かしにくくなる
・顎が外れる事がある
などの症状があれば、顎関節症が疑われます。
これら以外にも、顎関節症の副症状が様々な部位に出てくることがあります。
頭痛や首肩の痛み・めまい ふらつき・耳鳴りや耳のつまった感じが多い副症状です。
【顎の痛み】顎関節症の原因
顎関節症の原因は、「嚙み合わせ」の悪さだと昔はいわれていました。
しかし、現在世界的に認められている顎関節症の原因は【多因子病因説】という考え方です。多因子病因説とは、顎関節周辺の関節や筋肉に負担がかかる要因がいくつも合わさって、
その人の持っている許容量を超えた時に発症するという考え方です。
顎関節症を引き起こす要因の主なものを記しておきます。
- 顎関節や顎の筋肉の構造的弱さ
顎関節の形状や筋力などが構造的に頑丈であれば様々な因子があっても許容量を超えず
に、顎関節症も発症しないでしょう。
- 歯の噛み合わせ
歯の噛み合わせが悪いと、物を噛む時にバランス良く負担を分散できなくなり、顎への負担も大きくなります。
- 精神的要因(ストレス)
メンタル的な緊張が続いたり、不安感が続くと人間はいつの間にか歯を食いしばってしまいます。それが続くと、顎の筋肉が過緊張を起こし顎関節症の原因になります。
- 外傷
スポーツや交通事故はもちろん、日常での転倒などで顎関節に衝撃が加わる事が原因になる事があります。
- TCH (歯列接触癖)
物を噛むとき以外、口を閉じていても上下の歯はどこも接触していないのが正常です。無意識の時に上下の歯が接触している癖をTCHと呼びます。TCHがあると顎の筋肉や関節へ過剰な負担がかかり、顎関節症の原因になることがあります。
- 片側噛み・食いしばり
片側でばかり物を噛んでいると、そちら側の顎周囲の筋肉が硬くなり(筋緊張)顎関節症になるリスクが高まります。また、仕事などで集中している時や就寝時に歯を食いしばるのも原因になります。
- 歯の噛み合わせ
以前は、歯の噛み合わせの悪さが顎関節症を誘発すると考えられていました。確かに噛み合わせが悪いと顎関節への負担も大きくなりますが、一概にこれだけが原因ではないと現在では考えられています。
- 日常の不良姿勢・頚椎の歪み
姿勢や首の歪みと顎が関係するの?と思われるかもしれませんが、実はこれが顎関節症の原因になっている事も多いんです。
最近では【スマホ首】なんて呼ばれ方を聞いたことがあるかもしれません。これは、スマホを見る時の不良姿勢(頭を前に垂れ下げて画面を見る)から、ストレートネックや猫背になっている状態です。この歪みがある人が正面を見ようとすると、顎を突き出した状態になります。すると、下顎が後ろに引っ張られてしまい、顎関節の歪みが発生します。
もう1点、顎関節症と関連する頚椎(首)の歪みがあります。上部頚椎と呼ばれる頚椎の上から1・2番の歪みが顎関節症の原因になる事があります。なぜ上部頚椎の歪みが顎関節症と関係するのか?それは、顎関節を構成する骨は頭蓋骨の一部であり、頭蓋骨は頚椎1番の上に乗っかる形で関節を構成しているからです。上部頚椎が歪むと、その上に乗っかっている頭蓋骨(顎関節)にも歪みが生じて顎関節症を引き起こす事があるからです。
その他にも、頬杖をつく・うつぶせ寝・首をひねった状態(TVが正面になく顔を横向けた状態)で食事をする、等が日常生活で気を付けなければいけない癖です。
【顎の痛み】顎関節症の対処法
顎関節症を患って訪れる医療機関では、歯科が最も多いでしょう。
一般的な歯科での顎関節症に対するアプローチは、以下のような治療があります。
- マウスピース(スプリント)
これは歯にかぶせるプラスチックの装置です。特に就寝時に装着する事で、夜間の無意識の噛みこみでの顎の関節や周囲の筋肉への負担を減らすことを目的としています。
- 噛合調整処置
以前は、顎関節症の治療といえば歯の噛み合わせを調整する処置が最も多く行われていたようです。しかし、最近のデータでは、噛み合わせの調整は顎関節症に対して効果がないと結論が出ているようです。顎関節症を訴えて噛合調整処置を勧められたら、断固拒否してくださいとの意見もあるほどデメリットのほうが多いようです。
- TCH (歯列接触癖)の改善
TCHとは、物をかんでいる時以外も上下の歯が接触している癖の事をいいます。本来は、物を噛む時以外は上下の歯が接触していないのが正常状態です。ちなみに下の位置は前歯の後です。TCHがあるようでしたら、意識的に上下の歯が触れないようにする事で、顎関節周囲の負担が軽減します。これを忘れないようにする為に、よく見る場所に【歯と歯を離す】などの付箋を貼っておくのも良いでしょう。
- 顎に負担のかかる癖を直す
片側でばかり噛む・頬杖・うつ伏せ寝・手枕・電話の肩ばさみ等の癖を直す。
以上が一般的な顎関節症の対処法になります。
- 当院での顎関節症へのアプローチ
当院では、まず顎関節症と関係の深い頚椎に歪みが無いかを科学的に分析していきます。原因部分にも書いた事と重複する事もありますが、特に注意して分析する頚椎の状態は以下の2点。
①側面からみた頚椎の配列(ストレートネック)
頚椎は側面からみた正常な配列は、前方(顔側)にカーブしています。この前方へのカーブが無くなり真っ直ぐになっている状態をストレートネックと呼びます。これが更に悪化すると後弯カーブ(逆カーブ)を描く歪みになっている事もあります。
頚椎の前方へのカーブが無くなると、猫背になり顎を突き出した姿勢になります。これが顎関節への負担を大きくする為、当院では頚椎のカーブを取り戻す骨格矯正を施していきます。
②正面からみた頚椎の配列
頚椎を正面からみた際、正常な骨格配列は真っ直ぐです。逆に正面からみて歪んでいる状態は、捻じれたり傾いたりしている状態をいいます。
顎関節症と特に関係が深いのは、上部頚椎と呼ばれる頚椎の1番・2番の歪みです。というのも、顎関節を構成する骨は頭蓋骨の一部であり、頭蓋骨は頚椎1番の上に乗る形で関節を構成しています。上部頚椎が歪むと、頭蓋骨(顎関節を含む)のバランスも崩れ顎関節での負担が大きくなります。
当院では、顎関節だけでなく上記の頚椎のバランスを徹底的に分析していきます。その結果、頚椎に顎関節と関連する歪みがあれば、そこの骨格矯正を施していきます。
また、顎関節周囲の筋バランスを整える施術も一緒に行う事もあります。
顎のお悩みが、首(頚椎)に原因があるというのは意外かもしれません。歯科での治療でなかなか顎関節症が良くならない方は、当院のような骨格矯正の専門家にみてもらう事をお勧めします。
まとめ
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎関節が正常に動かなくなり痛みや可動域制限が起こる状態をいいます。
顎関節症の症状は以下のようなものがあります。
・口を開いたり閉じたりするときにカクンッやコキッと音が鳴る
・食べ物を食べる時に顎が痛む
・口を大きく開きにくくなる
・口を上下左右に動かしにくくなる
・顎が外れる事がある
などの症状があれば、顎関節症が疑われます。
顎関節症から頭痛や首肩の痛み・めまい ふらつき・耳鳴りや耳のつまった感じなどの副症状が出てくることも多々あります。
顎関節症を引き起こす要因の主なものを以下が考えられます
- 顎関節や顎の筋肉の構造的弱さ
- 歯の噛み合わせ
- 精神的要因(ストレス)
- 外傷
- TCH (歯列接触癖)
- 片側噛み・食いしばり
- 歯の噛み合わせ
- 日常の不良姿勢・頚椎の歪み
顎関節症を患って訪れる医療機関では、歯科が最も多いでしょう。
一般的な歯科での顎関節症に対するアプローチは、以下のような治療があります。
- マウスピース(スプリント)
- 噛合調整処置
- TCH (歯列接触癖)の改善
- 顎に負担のかかる癖を直す
以上が一般的な顎関節症の対処法になります。
- 当院での顎関節症へのアプローチ
当院では、まず顎関節症と関係の深い頚椎に歪みが無いかを科学的に分析していきます。原因部分にも書いた事と重複する事もありますが、特に注意して分析する頚椎の状態は以下の2点。
- 側面からみた頚椎の配列(ストレートネック)
頚椎は側面からみた正常な配列は、前方(顔側)にカーブしています。この前方へのカーブが無くなり真っ直ぐになっている状態をストレートネックと呼びます。これが更に悪化すると後弯カーブ(逆カーブ)を描く歪みになっている事もあります。
頚椎の前方へのカーブが無くなると、猫背になり顎を突き出した姿勢になります。これが顎関節への負担を大きくする為、当院では頚椎のカーブを取り戻す骨格矯正を施していきます。
- 正面からみた頚椎の配列
頚椎を正面からみた際、正常な骨格配列は真っ直ぐです。逆に正面からみて歪んでいる状態は、捻じれたり傾いたりしている状態をいいます。
顎関節症と特に関係が深いのは、上部頚椎と呼ばれる頚椎の1番・2番の歪みです。というのも、顎関節を構成する骨は頭蓋骨の一部であり、頭蓋骨は頚椎1番の上に乗る形で関節を構成しています。上部頚椎が歪むと、頭蓋骨(顎関節を含む)のバランスも崩れ顎関節での負担が大きくなります。
当院では、顎関節だけでなく上記の頚椎のバランスを徹底的に分析していきます。その結果、頚椎に顎関節と関連する歪みがあれば、そこの骨格矯正を施していきます。
また、顎関節周囲の筋バランスを整える施術も一緒に行う事もあります。
顎のお悩みが、首(頚椎)に原因があるというのは意外かもしれません。歯科での治療でなかなか顎関節症が良くならない方は、当院のような骨格矯正の専門家にみてもらう事をお勧めします。