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腰椎椎間板ヘルニアはなぜ再発が多いのか? | 豊中市蛍池 骨盤矯正 猫背矯正 骨格矯正サロンいっしん

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腰椎椎間板ヘルニアはなぜ再発が多いのか?

2026.04.01

今回のテーマは、多くの方が耳にした事があり、当院にもご相談の多い「腰椎椎間板ヘルニア」です。

「手術をしたのにまた痛くなった」「一度治ったと思ったのに再発した」

という声を、私たちは本当によく耳にします。

なぜ、ヘルニアはこれほどまでに再発を繰り返しやすいのでしょうか?

そこには、痛みが出ている「結果」だけを見て、痛みを引き起こした「原因」を放置してしまっているという落とし穴があるのです。

腰椎椎間板ヘルニアの正体:あんパンの「あん」が飛び出した!?

まず、ヘルニアという病態を分かりやすく解説しましょう。

私たちの背骨(腰椎)は、積み木のように骨が重なってできています。

その骨と骨の間でクッションの役割を果たしているのが「椎間板(ついかんばん)」です。

 

この椎間板の構造は、よく「あんパン」に例えられます。

  • 外側の「パン」: 線維輪(せんいりん)という硬い組織。
  • 中身の「あん」: 髄核(ずいかく)というゼリー状の柔らかい組織。

 

健康な状態であれば、この「あん」が真ん中にあり、上下の衝撃を吸収してくれます。

しかし、腰に無理な力がかかり続けると、外側のパン(線維輪)に亀裂が入り、中身のあん(髄核)がムニュッと外に飛び出してしまいます。

これが「ヘルニア(=ドイツ語で飛び出すという意味)」の正体です。

 

飛び出した「あん」が、すぐそばを通っている神経を圧迫することで、

腰の激痛や足のしびれ、力が入らないといった症状を引き起こします。

 

なぜ再発するのか?:真犯人は「残された歪み」にある

病院で治療を受けたり、時には手術をして飛び出した「あん」を取り除けば、一時的に神経の圧迫は消え、痛みは治まります。

しかし、ここで皆さんに考えていただきたいのが

「そもそも、なぜあなたのその場所のあんパン(椎間板)だけが、破裂してしまったのでしょうか?」という事。

 

実は、ここに再発の最大の原因が隠されています。

ヘルニアが発症した場所というのは、身体全体の設計図(骨格)が狂い、特定の椎間板だけに異常なまでの負担が集中していた場所なのです。

 

例えば、骨盤が前後に傾いていたり、背骨のS字カーブが消失して「ストレートランバー(平らな腰)」になっていたりすると、本来分散されるべき重力が、特定の腰椎一箇所にドスンと突き刺さるようにかかります。

 

たとえ手術で飛び出したヘルニアを綺麗に掃除しても、

「その場所に負担をかけ続けている骨格の歪み」

をそのままにしておけばどうなるでしょうか?

 

弱った椎間板には、日常生活を送るだけで再び過剰なストレスがかかり続けます。

すると、同じ場所が再び破裂したり、あるいはその上下の椎間板が身代わりとなって壊れてしまったりするのです。これが「ヘルニア再発」のメカニズムです。

 

根本解決への道:家の修理と同じです

家の屋根に穴が開いて雨漏りがしたとしましょう。

バケツで水を受けたり、濡れた畳を替えたりするのは「対症療法(痛み止めや手術)」です。

しかし、そもそも家全体が傾いていて、屋根の特定の場所に水が溜まりやすい構造だとしたら、

何度畳を替えても雨漏りは止まりません。

 

ヘルニアも全く同じです。

大切なのは、飛び出したものに対処するだけでなく、

「椎間板が飛び出さざるを得なかった環境(歪み)」を整えることです。

 

骨盤を正しい位置に戻し、背骨の美しいカーブを取り戻すこと。

そうすることで、特定の椎間板にかかっていた「大きな負荷」を全身に分散させることができます。

身体の軸が整えば、椎間板は本来のクッション機能を取り戻し、再発の恐怖に怯える必要はなくなります。

 

 

最後に:あなたの腰を「守る」ために

ヘルニアは、あなたの身体が発した「もうこの場所だけでは支えきれないよ!」という悲鳴です。

そのサインを無視して、痛みだけを消して無理を続けるのが一番の危険です。

 

「患部=原因」ではありません。

腰に負担を強いている主犯格である「骨格の歪み」を正し、神経がのびのびと通れる環境を整えてあげましょう。

 

あなたの身体には、自分で自分を治す「自然治癒力」という素晴らしい力が備わっています。

その力を最大限に引き出すために、まずはご自身の身体の土台である「骨格」を見直すことから始めてみませんか?

 

 

【院長からのアドバイス】 ヘルニアと言われたことがある方は、顔を洗う時の姿勢や、椅子から立ち上がる瞬間の動作を思い出してください。もし腰を丸めて動いているなら、それは椎間板を潰す「再発の準備」をしているようなもの。正しい骨盤の立て方を身につけることが、再発予防の第一歩です。気になる方は、いつでもご相談くださいね。