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【足がつる】こむら返りの原因と対処法
【足がつる】こむら返りの原因と対処法
みなさん こんにちは。
大阪府豊中市蛍池(蛍池駅)の骨格矯正サロンいっしん(整骨院いっしん併設)院長の宮島です。
本日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。
今回は
「【足がつる】こむら返り」
について書いていこうと思います
これを読んで頂けると梅雨の体調不良について分かると思いますので、お悩みの方は是非最後までお読みください。
ブログの流れとしましては
- 【足がつる】こむら返りとは
- 【足がつる】こむら返りの症状と原因
- 【足がつる】こむら返りの予防と対処法
- まとめ
となっております。
さらっと知りたい方は最後のまとめだけ読んでいただければ大丈夫です。
それでは、宜しくお願いします。
【足がつる】こむら返りとは
「足がつった」「こむら返り」と表現される痛みを経験したことはありますか?
「足がつる」「こむら返り」を医学用語では、有痛性筋けいれんと呼びます。
「ふくらはぎ」の事を「こむら」とも呼ぶので、こむら返りと呼ばれています。
ふくらはぎの腓腹筋やヒラメ筋で起こる事が多いので、こむら返りと呼ばれますが、「つる」という現象は他の部位(筋肉)でも起こります。
当院にお越しの患者様からふくらはぎ以外では、足の指・背中・太もも(大腿部)などをよく聞きます。
一度「つる」と数十秒から数分で治まる事がほとんどですが、この数分の痛みが何と辛い事か?私も経験があるので、その辛さはよく分かります。
【足がつる】こむら返りの症状と原因
こむら返りが発症しやすいのは
・夜中や朝方の就寝時
・長時間運動そしている時
・体を伸ばそうとした時
が多いです。
思い当たる方も多いのではないでしょうか?
これらこむら返りが起きる原因は、大きく分けると4つ考えられています。
- ミネラル不足
ミネラルには、カルシウムやナトリウム・カリウム・マグネシウムなどがあり、五大栄養素の1つです。ミネラルが不足すると、こむら返りが起きやすいと考えられています。ミネラルの中でも、特にマグネシウムの不足が最も関係が深いといわれています。マグネシウムは筋肉や神経の伝達に関与が深く、不足すると筋肉がけいれんを起こします。目のピクピクやしゃっくりもマグネシウム不足と関係が深いといわれています。
- 冷え・血流の悪化
冷えにや疲労で血流が悪くなると筋肉が緊張し(硬くなり)収縮しやすくなります。特に就寝時は血行が悪くなるので、こむら返りが起きやすくなります。
- 何らかの病気の影響
こむら返りは、何らかの病気にかかっている時に発症することがあります。糖尿病や肝硬変・下肢静脈瘤・腎不全・甲状腺機能低下症などが、こむら返りの原因となりえる疾患です。何度も頻繁にこむら返りを繰り返す場合は、医療機関を受診してください。
- 筋肉疲労・筋肉の緊張
アスリートなどが試合中にこむら返りを起こしているのを見た事があるかもしれません。筋肉には伸びすぎを調整する「筋紡錘」と縮み過ぎを調整する「腱紡錘」」という損傷を防ぐセンサーがあります。激しい運動で筋肉を酷使すると、「腱紡錘」が誤作動を起こし、こむら返りが誘発されるといわれています。
また、運動不足や姿勢の悪化(骨格の歪み)で爪先重心になっていると、ふくらはぎの筋肉が緊張(硬くなって柔軟性が無くなっている)した状態になり、ちょっとした動作の時にセンサーが誤作動を起こし、こむら返りを引き起こします。
【足がつる】こむら返りの予防法と対処法
病院では、頻繁に足がつる人に対して【芍薬甘草湯】という漢方薬を処方される事が多いようです。市販もされているようですが、医師と相談の上で服用される事をお勧めします。
ご自身でできる予防法や対処法は以下のようなものがあります。
- 足の冷えを防ぐ
足が冷えて血流が悪くなると、こむら返りの原因になります。足の冷えを改善する為には、適度な運動をしてふくらはぎの筋肉を動かして血流を良くしてあげましょう。
また、お風呂に入浴したり、足湯も効果的です。使い捨てカイロで温めるのも良いです。足部に貼るのも良いですが、腰の仙骨部に貼るのも下半身の血流を良くしてくれます。
- 水分摂取
水分といってもカフェイン・アルコールが入っているものはお勧めできません。カフェインやアルコールには利尿作用(排尿を促進させる働き)があります。その為、飲んだ水分を吸収する前に尿で出てしまう量が多くなるからです。
カフェインの入っていない飲み物は、お水はもちろん麦茶・ルイボスティー・ハーブティーなどがあります。
就寝前後に、コップ1杯のお水を飲む習慣をつけて下さい。
運動や飲酒で水分を失った時には、スポーツドリンクもお勧めです。
- ミネラル摂取
ミネラル不足から、こむら返りを起こす方がとても多いです。特にマグネシウムを積極的にとってもらいたいです。マグネシウムの多い食品は、小魚・ナッツ類・海藻類です。
- ストレッチやマッサージ
ふくらはぎ以外でも、つりやすい部分のストレッチやマッサージを行い血流を良くする事も大切です。ストレッチの注意点としては、強い反動をつけずにジワーっとゆっくり伸ばすようにして下さい。マッサージの注意点は、あまり強い刺激・圧でグリグリ押さないようにして下さい。筋肉の習性として、圧が強すぎると筋繊維の柔軟性が無くなってしまいます。
- 就寝時の工夫
仰向けで重い掛布団をかけて寝ると、足首が伸ばされふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になっているので、こむら返りが起こりやすいです。また足首の下にクッションや座布団を入れて、足を挙げて寝るのも良いです。
- 疲れやすい靴を履かない・正しい姿勢を意識する
ヒールの高い靴や合わない靴を履いて歩いていると、ふくらはぎの筋肉が疲れて血流が悪くなり、つり易くなります。
また、姿勢が悪くなり【つま先重心】で歩いていると、ふくらはぎの筋肉が疲れやすくなります。姿勢が気になる方は、当院を含め専門の治療院で歪みの有無を検査してもらって下さい。
これら上記の対処法・予防法を行っても、こむら返りが頻繁に起きる場合は内科など病院を受診して下さい。何らかの病気が原因で、こむら返りが頻繁に起こっているかもしれませんので。
まとめ
「足がつる」「こむら返り」を医学用語では、有痛性筋けいれんと呼びます。
「ふくらはぎ」の事を「こむら」とも呼ぶので、こむら返りと呼ばれています。
ふくらはぎの腓腹筋やヒラメ筋で起こる事が多いので、こむら返りと呼ばれますが、「つる」という現象は他の部位(筋肉)でも起こります。
これらこむら返りが起きる原因は、大きく分けると4つ考えられています。
①ミネラル不足
②冷え・血流の悪化
③何らかの病気の影響
④筋肉疲労・筋肉の緊張
こむら返りの治療として病院では、【芍薬甘草湯】という漢方薬を処方される事が多いようです。市販もされているようですが、医師と相談の上で服用される事をお勧めします。
ご自身でできる予防法や対処法は以下のようなものがあります。
- 足の冷えを防ぐ
- 水分摂取
- ミネラル摂取
- ストレッチやマッサージ
- 就寝時の工夫
- 疲れやすい靴を履かない・正しい姿勢を意識する
下に【こむら返りが起きた時の対処法】の動画を下に載せておきますので、ご参考にして下さい。