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そのカバンの持ち方、身体の歪みを招いているかも?

そのカバンの持ち方、身体の歪みを招いているかも?
毎日のように使うカバン。
通勤や通学、買い物に欠かせないアイテムですが、
その持ち方一つで知らず知らずのうちに身体のバランスを崩し、
骨格の歪みや不調を招いているかもしれません。
「いつも同じ側の肩が凝る」
「なぜか腰が痛くなりやすい」
といったお悩み、もしかしたらカバンの持ち方が原因かもしれません。
今回は、カバンのタイプ別に、身体への影響と正しい持ち方のポイントをご紹介します。
- 片掛けカバン(ショルダーバッグ・斜め掛けカバン)

ショルダーバッグや斜め掛けカバンは両手が空き便利ですが、
身体の歪みを最も引き起こしやすいカバンの代表格です。
身体の重心が片側に偏るため、正面から見た時に左右のバランスが崩れ、様々な不調を招きます。
~身体への影響~
- 左右のバランスの崩れ:カバンの重さが常に片側の肩と背中にかかるため、無意識のうちに身体が傾き、骨盤や背骨(脊柱)が左右に歪む原因となります。これは、身体の重心が偏り、足や膝にも負担をかけるため、O脚やX脚、さらには足首の捻挫につながる可能性もあります。
- 肩や首の慢性的な凝り: 重さに耐えようと、カバンをかけている側の肩が上がり、首や肩の筋肉が常に緊張します。これが長引くと、血行不良を引き起こし、頑固な肩こりや首の痛みに繋がります。
- 姿勢の悪化: カバンが肩からずり落ちないように、無意識に肩をすくめるような姿勢になりがちです。これが猫背や巻き肩といった悪い姿勢につながります。
~正しい持ち方のポイント~
- 左右の肩に交互にかける: 左右の肩にこまめにかけ替えることで、片側への負担を減らしましょう。
- カバンの長さを調整する: カバンが身体に密着するように、ストラップの長さを調整しましょう。カバンがブラブラ揺れると、その都度身体のバランスをとろうとして、余計な負担がかかります。
- 荷物を軽くする: 必要なものだけを入れるようにし、カバンの重さそのものを減らすことが最も効果的です。
- リュック(ランドセルも含む)

リュックは、両肩に均等に重さが分散されるため、骨格への負担が最も少ない理想的なカバンです。
しかし、使い方を間違えると身体に悪影響を及ぼすこともあります。
~身体への影響~
- S字カーブの崩れ: 片方の肩ひもだけで背負うと、身体がS字に歪み、脊柱側弯症のリスクを高める可能性があります。また、重すぎる荷物を背負うと、その重さに耐えようと体が前傾姿勢になりやすくなります。これが、本来あるべき背骨のS字カーブを崩し、猫背やストレートネックを引き起こすリスクを増大させます。
- ストラップの緩み: 最近の若い世代に多いのが、ファッション性からストラップを長くしてリュックを下に下げて背負うことです。これにより、リュックが身体から離れて重さが分散されず、身体が後ろに引っ張られる状態になります。これを防ぐために体が前のめりになり、巻き肩や猫背の姿勢になってしまいます。
~正しい持ち方のポイント~
- 必ず両肩で背負う: 左右均等に重さを分散させるため、必ず両肩にストラップをかけましょう。
- ストラップを調整する: リュックが背中にぴったりとフィットするように、ストラップの長さを調整しましょう。リュックの底が腰より下にこないようにするのが目安です。
- 荷物を分散させる: 重いものは背中の中央付近に入れることで、重心が安定し、負担が軽減されます。
身体の歪みは、根本的なケアが重要
カバンの持ち方を変えるだけで、身体の不調が改善することもあります。
しかし、すでに身体に歪みが生じている場合は、それだけでは根本的な解決にはなりません。
当院では、患者さんの身体の状態を丁寧にチェックし、
骨格の歪みや筋肉のバランスを整えることで、
カバンによる身体の負担を根本から軽減するお手伝いをしています。
「カバンを変えても肩や腰の痛みがなくならない…」
とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの身体に合ったセルフケアや姿勢のアドバイスもいたします。









