新着情報一覧 > 坐骨神経痛は高齢者だけの病気ではありません
坐骨神経痛は高齢者だけの病気ではありません
坐骨神経痛は高齢者の病気ではありません
「坐骨神経痛ですね」とお伝えすると、「もう年なんですね…」
とショックを受けられることがよくあります。
しかし、結論から言うと坐骨神経痛=高齢者の病気ではありません。
実際には、30代〜40代でも非常に多く見られる症状であり、
むしろ10代や20代の若い年齢層の患者さんも多数来院されています。
① 坐骨神経痛とは「病名」ではなく症状の総称
「坐骨神経痛」と聞くと一つの病気の名前のように思われがちですが、実際にはそうではありません。
お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて現れる「痛み」や「しびれ」などの症状をまとめた呼び名です。
つまり、その裏には必ず原因となる問題が存在しています。
当院でも学生さんから社会人の方まで幅広い年代で見られ、「年齢のせい」と思い込んでしまうケースが少なくありません。
しかし実際は年齢ではなく、体の状態や使い方が大きく関係している症状なのです。
② どのような疾患から起こるのか
坐骨神経痛の原因として代表的なのが「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」、そして「梨状筋症候群」です。
椎間板ヘルニアは、背骨のクッションである椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態で、比較的若い世代にも多く見られます。
一方、脊柱管狭窄症は神経の通り道が狭くなることで症状が出るもので、中高年に多い傾向があります。
そして見落とされやすいのが「梨状筋症候群」です。
これはお尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなることで、その下を通る坐骨神経を圧迫してしまう状態です。
長時間の座り姿勢や運動による負担、体の使い方のクセ、骨格の歪みにより差風の荷重バランスが崩れるなどが原因となり、若い方や学生さんでも発症することがあります。

このように、坐骨神経痛は一つの原因だけでなく、複数の要因によって引き起こされるため、しっかりと見極めることが重要です。また、検査で明確な異常が見つからないにもかかわらず症状が出ているケースも多く、その場合も原因がないわけではありません。
③ 病院で見落とされやすい原因
重要なのは、これらの疾患の背景に「骨格のゆがみ」が関係していることが非常に多いという点です。
骨盤や背骨のバランスが崩れると、特定の筋肉や関節に負担が集中し、神経の通り道が圧迫されやすくなります。
例えば、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、足を組むクセ、片側に体重をかける立ち方など、日常の習慣がゆがみを生み出します。
学生さんでも、長時間の勉強や部活動の影響で同様の状態になることは珍しくありません。
その結果、筋肉の過緊張や神経の圧迫が起こり、坐骨神経痛として症状が現れるのです。つまり、年齢ではなく「体のバランスの崩れ」が大きな要因となっています。

④ 根本改善のために大切な考え方
坐骨神経痛の改善で大切なのは、「症状だけを見るのではなく原因を見ること」です。
お尻や足に痛みやしびれが出ていても、その原因は骨盤や背骨など体の土台にあることがほとんどです。
痛みを一時的に抑えるだけでは、根本的な原因が残っているため再発を繰り返してしまいます。
骨格のバランスを整え、神経に負担のかからない状態を作ることが、改善と予防の鍵となります。
坐骨神経痛は決して高齢者だけのものではなく、体からの重要なサインです。
違和感を感じた段階で早めに見直し、整えていくことが、症状の悪化を防ぐ第一歩となります。









