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腰つい分離症 原因と対策
みなさん こんにちは。
大阪府豊中市蛍池(蛍池駅)の骨格矯正サロンいっしん(整骨院いっしん併設)院長の宮島です。
本日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。
今回は
「腰椎分離症 原因と対策」
について書いていこうと思います
これを読んで頂けると腰椎分離症の原因と対策について分かると思いますので、お悩みの方は是非最後までお読みください。
【腰椎分離症とは】
「腰椎分離症(ようついぶんりしょう)」とは、腰の背骨(腰椎)の後ろ側にある「椎弓(ついきゅう)」という部分に、疲労によるヒビが入った状態のことを言います。これは、いわば腰の「疲労骨折」であり、特に10代の成長期の子どもに多く見られます。野球やサッカー、バレーボールなどで腰を繰り返し反らせたり捻ったりする動作が原因になりやすく、スポーツをしている子どもによく起こる症状です。
分離症は進行具合によって大きく3つの時期に分けられます。
1初期
骨にごく小さなひび(ストレス反応)が現れた段階です。まだ骨のつながりは失われておらず、適切な安静を取れば自然治癒が可能な状態です。この時期に発見できれば、比較的短期間の治療で改善が期待できます。
2進行期
骨のひびが深くなり、明らかな分離が起きつつある状態です。この段階になると骨の癒合は難しくなってきますが、完全に分離していないため、症状の程度や本人の回復力に応じて保存的な治療(運動制限やコルセット)で改善が可能な場合もあります。
3終末期(偽関節期)
完全に骨が分離し、自然にくっつく可能性がなくなった状態です。この段階では、骨の間に「偽関節(ぎかんせつ)」と呼ばれる不安定なすき間ができ、慢性的な腰痛を引き起こすことがあります。痛みが強い場合や日常生活に支障が出る場合には、症状を和らげるためのリハビリや骨格矯正など、より長期的な対応が必要になります。
このように、腰椎分離症は段階によって治療の方向性が大きく変わるため、早期の発見と対応がとても重要です。特に成長期の子どもで、運動のあとに腰の痛みを繰り返すようなら、一度医療機関で検査を受けてみることをおすすめします。
【腰椎分離症の症状は】
初期の段階では、スポーツの後や長時間の立ち仕事、腰を反らす動きのあとに「なんとなく腰が痛い」といった軽い症状から始まることが多く、見逃されやすいのが特徴です。
進行すると、腰を反らす・ひねると痛みが強くなり、慢性的に痛みを訴えるようになります。
特に、姿勢の変化や動作の始めに痛みを感じやすく、休んでもなかなか回復しない場合は注意が必要です。
また、神経が関与する場合には、お尻や太もも、足のしびれなどを伴うこともありますが、分離症そのものでは神経症状が出にくく、多くは腰部の局所的な痛みが中心です。
【腰椎分離症に対しての施術の考え方】
腰椎分離症は、背骨の一部である腰椎(ようつい)の後方部分が疲労骨折を起こしてしまう状態です。一般的に、初期や進行期では骨折部分に痛みが生じるため、まずは運動の制限やコルセットなどによる安静が中心になります。
しかし、骨折が治癒せず「終末期(偽関節)」と呼ばれる状態に進行した場合、骨自体はすでに固まらない状態であっても、痛みが長く残るケースがあります。
特に、腰を反らす・ひねる動作で痛みが出る方や、慢性的な腰の重だるさを訴える方が多くいらっしゃいます。
このような終末期の痛みに対しては、骨格矯正が有効なアプローチになります。
分離した部分の骨が動かないままでも、周囲の筋肉や関節に過剰な負担がかかってしまうと痛みを引き起こします。
特に、骨盤や腰椎のバランスが崩れていると、健常な部位まで負担がかかって痛みを助長してしまいます。
骨格矯正では、骨盤や背骨の配列を整え、左右のバランスや腰への負担を軽減させることが目的となります。
正しい骨格の状態に近づけることで、分離部位にかかるストレスを最小限に抑え、痛みの軽減を図ることができるのです。
また、身体の動かし方や姿勢のクセによって痛みが再発することもあるため、日常生活での注意点やストレッチの指導も合わせて行うことで、再発防止にもつながります。